bordeuax
無事に電車に乗り込み牧草地帯を眺めて2時間の電車の旅。ボルドーでの宿を決めていなかったので移動中の電車のなかで予約。
トゥールーズからボルドーまでの切符
当日の1部屋残り;50%OFFが1部屋。旧市街地の2本ほど裏の路地のプチホテルを予約。ボルドーに着くと青空が迎えてくれた。赤ワインの聖地ボルドー。今から30数年前20歳のころ東京でボルドーの赤ワインを探すのはなかなか困難だった。あの頃から訪ねてみたかったボルドー。フランスには、何度も来ているが、ボルドーには、なかなかたどり着かかった。駅前は、トゥールーズに比べてかなり賑やか。派手な色使いのカフェが並ぶ。トラムでホテルの近所まで。古い建物のなかをきっちり改装してところどころ石づくりの昔のままの建物のかわいいホテル。「先ほど予約したものですが、、、。」フロントも親切で気持ちよい。アタリ!チェックインを済ませ、部屋で身支度と小休止後、散策へ。
まずは、ジロンド川へ街の中でも川幅1.0km以上ある巨大な川この川を下流に下っていくと両岸にシャトゥーが立ち並ぶ左岸がカルベネソービニヨンを主とするメドック、オーメドック、マルゴー、サンジュリアンなど、右岸がメルローを主とするサン・テミリオンなど川を隔てて土質、砂質が変わるためによく育つ葡萄の品種が2分する。
↑ 海か湖のように広いジロンド川 ↓
川を走行するボートとは、思えないような大きな船
旧市街地は、歩行者天国状態。観光客と地元の学生が入り乱れて歩いている。古い建物の町並みは、古くから平和な街であったことが想像着く。せっかくのボルドーだから、散歩の休憩は赤ワイン。今朝、トゥールーズの市場であちらこちらで見かけた鴨のコンフィと牛肉のタルタールステーキを今晩のメニューと思っていた。夕食には、まだ早いが景色のよいカフェを見つけてはメニューを眺めてconfit de canardの文字を探すがなかなか見つからない。こういう観光地では、メインストリートではなく裏路地を探すのが鉄則。観光客相手のカフェは、外れが多いので地元相手のカフェねらい。食品マーケット、デパートの食品売り場に雑貨屋に、、さすがにボルドー。ボルドーワインの品揃いはどこもすごい。棚の端から端までしたから上まで全部ボルドー、圧巻である。
上から下までズーッとむこうまでボルドー赤ワインの棚。圧巻!
ちょろちょろと買い物をしながらうろうろしていたら鞄も重くなり少々眠気も、、、ホテルに戻って荷物を整理して出直し。結局、鴨のコンフィは、見つからなかった。更に違う方向を歩いてコンフィ探しをしたが、諦めモード裏路地の牛のタルタールを自慢していたお店にアウトサイドテラスにコシを下ろし、ボルドー白からスタート。鶏肉のテリーヌの緑サラダ→牛肉のタルタールステーキ。2杯目からはワインも赤に変えてひとりの食事が続く、気がつくと両サイドにご婦人の二人連れ、フランス語で声をかけられてもよくわからない。「一人?どこから?」みたいだが、英語で日本から一人旅、昨日、トゥールーズについて、今日、ボルドーに初めてやってきた。と英語で答えた。どちらのテーブルにもきれいな英語を話せる方がいて英語で対応してくれた。初めてフランスを訪ねた30年前は、こんなことは、無かった。英語で道を尋ねてもフランス語で帰ってきた。特にご年配の方は必ずフランス語だった。ユーロになってフランス人の気質に変化がおきたのか(W)チキンのテリーヌのときは、写真を取り忘れるほどお腹がすいていて、更においしくってあっという間に食べてしまった。緑のサラダは、間違いなく緑の葉っぱだった。ほろ苦味がおいしかった。タルタールは、さすがフレンチ料理。ソースが絶妙に旨い。9時頃明るかった空もすっかり夜の色にかわっていた。ワインも進み、ご婦人方との会話も進み全てが満たされてカフェをあとにした。
夕食のタルタールステーキとボルドーワイン
時差ぼけもあってか、明け方に目が覚めたまだ4時頃、真っ暗。しばらく寝る努力をしたが6時頃にしっかり目も頭もさえてしまった。フランスの朝は、ドイツのように早くない。7時頃までまって朝の散歩にでかけた、市場は、あいにくの工事中。マーケットは、7時オープンと書いてあるが人の気配が無い。空いてるカフェを見つけてコーヒーを飲んでホテルに戻り仕切り直し。身支度してバゲージを預けてマーケットと朝食へどのカフェもコンチネンタルスタイルは、無い。コーヒー、オレンジジュース、クロワッサンのみ。オムレツを頼んでも卵が無いという。今回のボルドーは、以上だなと、けりをつけて移動することにした。
ボルドーの朝食は、寂しげにシンプル
ホテルからトラムに乗ってボルドー駅へ、なんと次の電車まで2時間待ち(W)駅前に並ぶ派手なカフェの片隅でビールをもらいこのテキストを打っています。電車まであと70分(W)このカフェに団体客がズンズン入ってくる、おかわりをもらうまでには、かなり待ちそうだ。
観光客で混み合う駅前のカフェ
ボルドーは、やはりシャトーを見ないとあまり意味がないなぁ。と次回は、レンタカーと見学させてくれるシャトーを確認してから来たいな。次の街は、ビアリッツ。スペインとの国境辺りの海沿いの有名なリゾート地。ここで息子と合流予定。彼は、1日遅れて東京を出てパリ経由トゥールーズ経由で電車、バスを駆使してビアリッツに入ると言っていた。スペインのバルで頼りになる通訳君を歓迎する。
フランスの新幹線とボルドーからビアリッツへの切符
ボルドーの街の景色